〔24(34)〕LIGHT that melts DARKNESS ~闇を溶かす光~
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B6/58p/9ポイント/2段/オンデマンド本 デュオ×カトル(3×4) ▼作品価格に 送料なども含まれていますv 和物というか現代というか、とりあえずは和でね。 時代考証待ったなしってやつです。 基本的にデュオとカトルの2人きりのお話です。 デュオさんなので、陽気な楽しいノリになっています。 デュオは陽気でカトルは天ボケ満開です。 表紙はなんだか、コワそうですが。明るい本でございますよーー!!(笑) これは、うちのデュオさんの恋路を邪魔する某さんが表紙してわたくしにあんな日本語の字体を選ばせたんですね(笑) こ、怖い本じゃないのに。楽しい本なのに;; いいんだ。そんな、鬼の嫉妬さんと闘うデュオにーさんです!!(笑) ドスケベと清純無垢な2人が繰り広げる、ラブラブストーリーと思っている人と仲良しvと思っているちょっとずれている感じのあるストーリー。 でもこのちょっとのずれを修正していくのに命を懸けるのがデュオという男、カトルのためならどんな苦労もいとわない!! 仲良しだけど、じりじり距離を縮めていくデュオさんがんばれ! 誰も悪くはないんだ。無垢で天然な可愛い人を口説きたいという最高に俗な感情むき出しでガンガン行くデュオさんですが、別にそれに全く気づかないカトル様も悪くないんですぞ。 なにせ、清純無垢で恋愛にも疎いというカトル様をだれがせめられよう。剃らない世界なんだもんしかたないじゃないか!! そんな、オトナな世界に生きてきたデュオと清らかな世界で生きてきたカトル様。 そんな2人が出逢って、ともに、惹かれ合います。 しかし、その、惹かれるというのは、同じ意味なのか違うのか、それは読んでみなくちゃわからない(笑) ちなみにカトル様はとある秘密をもっております。 それが大きなお話のコアであります。 さて、カトル様は何者か。。 わかっても誰にも言わないでくださいね!(カトル風味:笑) こんな、2人が不思議と一緒に仲良くいるのですが、とあることがおこります。 はてさて、何が起こるのか。。 そんな、こんな、小説です。 もしかすると純粋なデュオカトさんだとおこるのだろうか、しんじてくださるのだろうか。 それは読んでみて戴かないとわからない;; カトル総受けの方には、なんの問題もなく楽しく読めるものだと思いますv ともかく、カトル様は尊いと思ってらっしゃる、カトル受けの方にお送りいたします。 ちなみに、感想だけではなく、クレームもなれておりますので、苦情も遠慮なくどうぞv(笑) ねぎらいももちろん嬉しいですv ▼ちょっとあらすじチックなことも書きます。 旅のデュオがあるところに、お籠りすることになります。 そこに、とあるところから現れたのはカトルだった。 その後ずっと1人だったデュオはカトルと2人で、お籠りをすることに。 仲が深まっていくデュオとカトル。 毎日をある重要なことをしつつ、仲良く過ごすことに。 それは、幾日も続き、続いた分だけ仲は深まっていくのだった。 でも、ひとすじなわではいかないことがおこるのだった。 そう、〇〇の邪魔。 それにもめげず、カトルに一途な想いを貫こうとするデュオ。 ▲ここまで
LIGHT that melts DARKNESS
〇〇という部分がございますが、放送禁止用語ではありません(笑) ネタばれ予防ですv 【 略 】 ある日、デュオは煩悩との葛藤で、あまりの苦悩のため、床でゴロンゴロンのたうち回っていた。腹が減るのは我慢する。でも、女とヤりたい欲望が抑えられない、もう、どのくらいヤっていない? 限界だ! 限界だ! ヤりたい! ヤりたい! 溜まって口から何か出そうだ。十戒に女禁を入れた奴が憎い。修道なんか理解できない。昔の人間何考えてる! そっちの趣味のまるでないデュオは真剣にそう思う。開かれるところが違うだろ! と。 (ぐぅっおおーーーーッ! なんで、女断ちだけできねーんだよ。オレってかっこ悪りぃ~~……) ぐぅわぁーーーーっと、叫びだしそうになった時。 「あの、お尋ねしてもいいですか? 先ほどから、かなり長い間ずっと、ごろごろとされていますね?」 のたくってるのを指して。 「き、聞こえてた今の? それとも、見てただけ?」 くすくす。 (……わ、わからねぇ) デュオが聞いたこともないような、優し気で、鈴を転がしたような愛らしい笑い声がした。 どこから? という疑問よりも、あまりに魅惑的な声に心惹かれて、デュオは素直に返答していた。それも、らしくもなく照れながら。 「この世の諸行無常について、思いを馳せてたんだよ」 「す、素晴らしいです! 開眼されておられて。ぼくときたら……」 (って、そんなわけねーだろ) 「どっからきたんだぁ?」 「え? あ、ぁの、ここにいました」 くふくふ。と、控えめな愛らしい笑い声が聞こえる。 「あ、ははー! ここに居たって、居たのはオレだけだろ」 「ぇっと、ここに……」 【 略 】 「ぁ、はぃ。そぅなり、ますね……」 なぜか照れくさそうに言うのを半分聞きながら、腰を抜かしたデュオが、わたわたと扉にむかおうとした。 「お、おっさんに、おっさんに言わねーと!」 「あ! お願いです! 他(た)には内緒にしておいてください」 白い手がふわりとだが、慌てたようにデュオを引き留めるよう伸ばされた。 止まると、ちらりと、そちらにデュオは視線を遣った。 「な、内緒?」 「ぁ、はぃ」 「内緒ねぇ……」 「お願いです。これは、二人だけの秘め事ということにしておいてください」 「ふ、二人だけの、……秘め事ォ~?」 「はぃ」 (『秘め事』だとすごい意味になるぞぉ!) その、深くきちんと、言葉の意味を理解してなさそうなのは、その無垢で純真な穢れなき姿から簡単に伝わった。 「二人だけの、秘密?」 「あ! はい!」 (イイ、響きだなぁ。二人だけ。二人だけの、ひ・め・ご・と! ひ・み・つ……。むふっ。す、スゴッ……) 「い、いいぜ! その『二人だけの秘め事』ってヤツ? 『二人だけの秘密』つーの。ソレにしておいてやっても」 「ぁ、ありがとぅござぃます!」 「いやいや!」 (なんか、響きがイイじゃねーか。こんな、かわい子ちゃんと、二人きりの秘め事、秘密っって。ふふふん。ふん。なんか、エロくねェ? へへ。いいな。イイ!) すでにデュオは、半分、○○だとうことを忘れているのか。扱いが『仔猫ちゃん』か『小動物』でしかない。 「秘密ね」 「ぁ、はい。わがままを申しまして。申し訳ございません」 「い、いや。いいぜ! 気にしなくても。ははは」 デュオが頭を掻くが、しらじらしい。声は上機嫌、鼻の下が伸びきっている。 「ありがとうございます!」 「おう! 気にすんな。気にすんなよ!」 「はい。本当にお優しくて、ありがとうございます」 にっこりと微笑んだ。 それは馨しい花のように、清楚なのに色香を零すように。それでいて純な空気をまとって。実に人を惹きつける麗しい笑顔だった。 「ぼくは本当は誰にもこのような姿を取れることを、見せるつもりはありませんでした。ですから、集落の方々にも内密にしておいてほしいのです。ですが、あなたを見ていて堪らず……」 「もってーねーーッ! なんで、見せねーの?」 「もったいない?」 「ああ。こんな、綺麗なのに」 「はへ? きれぃ?」 意味を尋ねるよう、その人がデュオを見つめる。一瞬、見惚れそうになるが、デュオはぐっとそこを耐えた。 この人のペースに合わせていると、話しが進みそうにないから。イチイチ脱線していては会話がずっと、進む、脱線、解説、再出発の繰り返しで終わりがなさそう。 だからデュオは、敢えてかわゆいハテナ模様には、その姿が可愛いので鑑賞はするが、ある程度は放置して置き去りにしていくという道を選んだ。 「まぁまぁ、話しを続けろよ」 「はなし?」 「そぉぅそう」 「えっと」 「なんで、集落の人たちにさえ姿を見せないのか」 「あ! はい! そうです。そうでした! あの、変じゃないですか?」 「変?」 「だって、○○○○になっては」 「ああ! 確かに! 実にシンプルッ!」 「○○にまでしていただけるお心は嬉しいのですが、ぼくはそのような遠いものではなく、今まで通りの姿のままのぼくとして、気兼ねなく慕っておいてほしいのです」 「そうなんだ。じゃあ、なんで、オレに姿を見せたんだ?」 「ぁ、それは……」 真っ白だった肌が花咲くように見る見る鮮やかな桜色に色づいた。 【 略 】